2008年12月30日

すいません、アドマン2.0からの無茶ぶりにやっと取りかかれます(大掃除終了)「ブロガーが選ぶ、2008年度ウェブキャンペーンベスト5」バトン

この数日、ずっと自宅の大掃除をしていましたが、やっとPC周りは片付いたので、そろそろアドマン2.0氏からの無茶ぶり企画「ブロガーが選ぶ、2008年度ウェブキャンペーンベスト5」バトンをやってみようと思います。既に数々の反応があるなか、遅くなってすいません!

後だしじゃんけん的にいろいろ皆さんのを見ていると、ああこんなのあったな〜と、いろいろと思い出しました。視点もそれぞれ違うので、一口にwebキャンペーンと言っても、評価軸が難しかったりもしますねえ。あとは、キャンペーンとしても面白そうだけど、実際の効果に関しては計り知る事ができないので、そのあたりは印象で判断するしか無いところも難しいところですね。

という事で僕は、『webにそこそこ触れている、いちユーザー』として純粋に「すげー」とか「おもしれー」と思ったもので、かつあんまりみんなが挙げてなさそうなのをピックアップする事にしました。

■ Diesel's SFW XXX Party Clip

Diesel's SFW XXX Party Clip - Watch more free videos
Dieselが行ったXXXというライブイベントの告知のためのヴァイラルムービー。腹かかえて笑いました。

■ Frozen Grand Central

広告キャンペーンと言えるかわかりませんが、自身のプロモーションだという事で考えれば立派な『広告』でしょう。こんなにシンプルな行動が、こんなに人を驚かせるという素晴らしい例ですね。大事なのは「アイディア」だと、改めて気づかされます。

■ Radiohead 'House of Cards'

レディオヘッドのHouse of Cardsという曲のプロモーション。カメラも照明も使わず、物体を3Dで認識してその情報をデータ化する機械(っていう説明で良いのかすらわかりませんが)で撮影したデータを元に制作したPV。以下が実験の様子。

そして、なんとそのデータはGoogle Codeからダウンロードできるようになっていて、ユーザーが自分でPVを作成(相当ハードル高いけどw)できるという、実験をそのままアウトプットにしてしまったような超ハイブロウなプロモーション。超ハイブローなんだけど、ビデオのビューは500万を超えてるって凄い。

ABSOLUT MACHINES

これ、本当に商品落ちてなくて(失礼)、『広告』としてどうかという意見もあるんだけど、僕は見た瞬間「すげー!」って思ってしまったんですよね。広告というよりwebを使ったアートって感じもするけど、ABSOLUTを好きになってもらうためにおもろい事やるっていうのも大事だと思うと、企業としてこんな形の投資もありなんではないですかね。ABSOLUTはそれがわかってるから一貫してそういった事をしてきていると思うし。もちろん業態にもよるだろうけど。てか単純に、いつだって人々はおもろい事を待っているんじゃないのかと。なんて、あえて大不況のさなかに言ってみる。

UNIQLO MEETS COLTEO
web上のコンテンツとしては、単にユニクロックの発展型という言い方もできるかもしれないですが、シルクドソレイユにユニクロ着せちゃって、本当にショーをやっちゃうところが凄い。当然コンテンツ内の映像も凄く良いものだし、なんと言っても商品が良く見えるのが素晴らしいと思いました。

という事で、ざっと他の方のblogを見た時に重複してなさそうなのを挙げてみましたが、全部読んだわけじゃないのでかぶってるのもあるかもしれません。
で、まあ半ば無理矢理5つにしぼってみたわけですが、当然他にも印象に残ったキャンペーンはあるわけで、せっかくなんで挙げて行きます。

Wario-Land:SHAKE IT
まあこれは皆さんも挙げていますが、衝撃的でした。これもアイディアと実現力が光る仕事って感じですね。

mixi年賀状
これは、表現というよりも座組的にやられたー、と思いました。ただ、実際の仕様はもっとこうしたらいいのにな〜とか事情も知らずに思ってしまいますが。いろいろあるんでしょうね。
関係無いけど、mixi日記をBCCKS的なインターフェイスで実際に書籍化できるサービスがあったら絶対みんなやると思うんですけどねえ〜。誰か作りません?w

GYOROL
これも広告キャンペーンでは無いかもですが、衝撃を受けたので。バスキュールさん制作の携帯を釣り竿にして遊ぶゲーム。このへんの技術が後のAXEチョコマンに繋がって行くんだと思うのですが(ちなみに、このキャンペーンでどのくらい実際に人が動いたのかもの凄く興味があります)、最初に見た分衝撃度が高かったです。

モリサワ FONT PARK2.0
こういうのを見せられると、この方向では絶対勝負できないな〜と、つくづく思わされます。素晴らしい職人技という言い方だと失礼になるのでしょうか。

nike+ Human race
基本nike+なので、2008年だけでは無いですが、この短期間でnike+という存在を世の中に浸透させて、さらに規模の大きい世界的なweb連動イベントを行っているという事実を冷静に考えると、けっこう凄い事だと思います。

UT LOOP
これはWEB単体というよりも、CMもこの表現でガツッといってて、それがきちんとお洒落で、かつナイナイにもパクられちゃうくらい、世の中に広く伝わっていったところが素晴らしいと思いました。こういう事例はもっとどんどん増やして行かないとですよね。

という感じでこのエントリー書くのに、もの凄く時間がかかっていてそろそろ疲れて来たわけなのですがw、僕個人の話で言うと、FWA系のごりごりリッチで映像作品的な完成度だけで勝負している、Flashのオリンピック的なwebサイトよりも、小技が効いてる「やられた感」があるものの方に興味がさらに推移していった年でした。なんていうか、『必然性の無いめんどくさい操作』に対するアレルギーと言いますか、インターフェイスはシンプルだけど、パシッとアイディアがオモロ〜なキャンペーンが、グ〜〜やないか〜いな2008だったかなと。そんな気持ちで、Googleの『渋谷で空を飛ぶ』は作られておりました。そして『Googleで、できること』キャンペーンは続いてゆきます。と、一応自分の足跡も残しつつw。

で、これバトンという事なんですが、だいぶ2008年も押し迫ってきているので、やってもらえるかわからないのですが、ロンドン(もしくは大阪?)にいるunit9の岸本さんに無茶ぶりのさらに無茶ぶりをしてみようかと思います。もしこのエントリーに気づかれたら、よろしくお願いします。

あと、エントリーを書いたら、アドマンの記事にトラバを送るように書かれていたのですが、bloggerにはデフォルトではトラバ機能が無いらしいので、代わりに『念』を送っておきます。気づいて!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あけましておめでとう!というか気づくのが少し遅かったです。あと、5本とか言われて一応考えてみたけど、正直思い出せないですね。。というわけで、年が明けたのをいいことに、今回は棄権させてもらいますー。

Shingo Ohno さんのコメント...

いや、時期が時期だったんでアレかなーとは思ってましたw。5個思い出すのも大変だし・・。基本が「無茶ぶり」だったんで、気にしないでください〜w。